気ままなフルート吹きの自由な日常

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フルート吹きあるある①指が回らない!16分音符の嵐に立ち向かうには。

こんばんは。フルート吹きのあおいちゃんです。すっかり日が短くなりましたね。

 

さてさて、本日のテーマはフィンガリングです。

フルート吹きなら誰しも一度くらいは、指が回らない!というのに悩んだことがあると思います。

覚えておいてほしいのは、フィンガリングは根性論ではどうにもならないということです。根性論ではなく、正しい練習をすればできます。

フルート、ピッコロは管楽器の中でもキーが最も軽く、速いパッセージのやりやすい楽器ですので、諦めず頑張りましょう!

 

これから、フィンガリングについていくつかの練習法を紹介しますので、ぜひ練習の参考にしてみてください!

 

①音符をしっかり頭にいれる

前回の記事で書いた楽譜の速読。これめちゃくちゃおすすめです!

速読を繰り返すことで楽譜が頭に入ってきます。指が回らない原因の一つは、次に何の音がくるかを正確に記憶していないことがあります。

早いパッセージを演奏する上では一瞬の迷いも遅れにつながります。

リズム練習(後述)で、何度やってもうまくいかない場合はこの①ができてない可能性があります。

 

まずは楽譜をしっかり頭に入れましょう!

 

②リズム練習

フィンガリングの練習としては一番ポピュラーなのがこのリズム練習ではないでしょうか。

リズム練習とは、記譜上のリズムではなく、付点のリズムなどで練習することです。

具体的には以下のようなリズムがあります(先生が書いてくれたのを持ち歩いてます(*^^*))。

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これを♩=80くらいから♩=180くらいまでできるように練習します。

一つのリズムで5回程度連続でうまくいったらテンポを上げるようにします。一回うまくいったからといって、テンポを上げてもうまくいきませんよ!

 

一つのリズムで5〜10回成功→次のテンポ

 

これが成功への方程式です。

 

そして、もう一つ大事なのが、自分のできる最速のテンポで練習すること。

このリズム練習、♩=130くらいでできるようになってもフィンガリングは成功しません。♩=180くらいまで必ずやりましょう。

 

③特定の指の運指の遅れ

大概はリズム練習をする中で矯正されていきますが、特定の指の動きが遅れているために指が回らない場合があります。

フルートの場合、薬指や小指、左手の親指の動きが遅いことが多いです。

 

これはもう、意識的に早く動かすしかありません。そのためにもリズム練習が大事です。

リズム練習でつまづいてしまった人は、この特定の指の動きの遅れがないか、よく観察してみてください。

 

その際には

・楽器の持ち方、姿勢は適切か

・キーを指の腹で押さえられているか

・指が上がりすぎていないか

などに注目してくださいね🌸

 

 

以上、フィンガリングの練習を3つ紹介しました。

実際にはフィンガリングはうまくいってるのに息の使い方がよくないケースやお腹の支えが足りていないケース(跳躍の含まれたパッセージではよくあります)など、指だけの問題ではないこともたくさんあります。

自分の演奏をよく観察して、何が原因でフィンガリングがうまくいっていないのか見つけて、それにあった練習をしてくださいね。

 

この記事が悩むフルート吹きさんの助けになれば幸いです。

 

それでは。