気ままなフルート吹きの自由な日常

アマチュアフルーティストの日常です。練習、レッスンの備忘録。お問い合わせはこちらまで→aoioa.flute@gmail.com

調性による音楽の違い〜Cdur? D dur? なにが違うの?〜

こんにちは。

音楽の奥深さの1つに和音がありますよね。

今日はそんな和音を定義する調性について書こうと思います。

 

まず、調性による音楽の違いを理解するとどんないいことがあるのか。

それは、どんな風な音楽を作曲家がしてほしいと考えているのかが少しわかる、ということころにあります。

なぜここで転調するのか、転調して何がしたいのかがわかると音楽の流れが作りやすいですね!

 

さて、調性の話です。

各調性に色を感じる、という話を聞いたことはあるかもしれません。

まず、その調性毎の色はなにかな?って考えてみるのがよいです。

 

例えばわたしのイメージでは

C dur はシンプル、白

G dur は茶色、牧歌的な感じ

D dur は黄色るんるんな感じ

A dur はオレンジ、元気な感じ

E dur は、さらにテンション高め

などなどです。

まず、自分の中で、この調性はどういうイメージかなと考えてみる。これが最初です。

 

次にちょっと論理的な話です。

♯や♭が増えると調性のテンションは上がります。

♯が増えるとテンションが高くなって元気な感じ、♭が増えると重くずーんうおりゃぁあぁって感じです。

全然論理的じゃないですね。

 

また、調性ごとに特有の役割を与えられている場合があります。

例えば、H durは神様の和音と言われています。曲中でH durの第一和音(H, D#, F#)がなったら、ここは神様が降りてくるのかなあなんて考えます。

この辺は私も勉強不足でわからないものも多いです。時代ごとにも違うと思います。

 

とてもざっくりですが、まずは調性についてはこんなものかと思います。

これが頭にあると、例えばA→Eの転調があったら、じゃあ音楽のテンションを上げて吹こう(明るい音色にする、音を短めにする、音を大きめにするなどその時に合った方法で)、というのを考えられるようになりますね!

 

調性は楽譜と会話するための1つのツールです。

たくさん会話のツールを持っていればそれだけたくさんのことを楽譜から読み取ることができます。

和音の知識も作曲家自身について知ることも、全部楽譜との対話のツールです。

 

みなさんの調性のイメージはなんですか?

ぜひ考えてみてください!

そして、作曲家はそこでなにもしたかったのか考えてみてください。

自然とニュアンスや音色が決まるはずです(*´꒳`*)

 

それでは。楽しい音楽ライフを。

 

 

 

モーツァルトとはなんなのか

こんにちは!新年明けてまじめに更新してませんでした…。今年はまじめに書きます。

 

今日東京は初雪でしたね!雪が降ると小さい時から楽しくなって、外に出て遊んでしまいます笑

 

さて、今日はモーツァルトについてです。

 

かれこれ一年くらいモーツァルトの作品に取り組んでいるのですが、モーツァルト作品は難解でシンプルで、つまりわけがわからないです…。

それでも一年取り組んで、いろんな先生に教えていただいて私なりに得た、「モーツァルトとは」について書こうと思います。

 

ちなみに私の取り組んだモーツァルトの作品は、「フルートコンチェルト in D」とオペラフィガロの結婚より「恋とはどのようなものかしら」です。

 

まず、モーツァルトはフルートが嫌いでした。嫌いなのにあんな素敵な曲を書いてしまうんですから、天才ってすごいですね…。

そして、モーツァルトはすごく子供じみた人だったそうです。大人になっても、両親に幼稚園児の書くような下ネタの手紙を送っていたらしいです。

 

つまり、モーツァルトは子どもで、しかも何も考えていない。

 

これが、私の得た答えの中で最もしっくりくる回答です。

 

ここからどんな風に演奏したらいいのかわかってきます。

 

モーツァルトはなんも考えていません。ロマン派のような感動的な盛り上がりや情緒的なアゴーギグなんてないんです。

 

つまり、モーツァルトの作品はあくまで軽やかに歌い込みすぎない演奏がモーツァルトらしいと思うんです。

だから、わざとらしいcresc.もdim.もいらない。強いスタッカートもいらない。

軽やかに自然に演奏するのが一番なんです(それが案外一番難しいのですが…)。

モーツァルトの作品にはスタッカートがたくさんついていますが、あまり短く切る必要はないというのは、この軽やかさを出すためです。

 

でも、モーツァルトは子どもです。

嬉しくなったり、泣いたり、喜怒哀楽が激しいです。コロコロと変わります。

モーツァルトの作品をよく見るとどんどん転調する部分があります。きっとこの転調はモーツァルトのそんな子どもの部分の現れなんだと思います。

 

だから、転調を楽しんで、ここはこんな気分なんだなって考える。考えれば自然と音色が決まります。

短調だ悲しいのかな、E durに転調した!テンション高いのかななどなど。

音色が決まれば、音楽の方向性が決まります。スタッカートの種類も決まります。

 

こんな風に子どもっぽくて何も考えてない感じがモーツァルトぽさだと思います。

なるほどイマイチわからんという方は、ぜひ一度モーツァルトのいろんな楽器のコンチェルトをたくさん聴いてみてください。

なんとなく、モーツァルトぽい感じがわかるはずです。

 

 

またしても、わかるようなわからないような内容になってしまいました。

モーツァルトの作品は多分一生理解できないんだと思います。

金先生があんなに熱心に研究してもまだよくわからないんですから。

でも、自分なりの解釈をもって作品に取り組めば、「私のモーツァルト」は確実にできあがります。

まずは、そこがスタート地点なのかなと思います。

 

今日の記事はここまでです。

次は調による演奏の違いを書こうかなと思います。

コメントなどでこんなこと書いてほしい!などいただけたら、大喜びで書きます!笑

ではでは。

 

歌に生き、恋に生き

こんにちは!

フルート吹きのあおいちゃんです。

最近全然投稿できていませんでした…_:(´ཀ`」 ∠):もはや日記にもなってない…

 

年の瀬なので、今年のまとめをしたいなあ〜っていう記事です。

 

まず1つ目は、ブログを始めたこと!

久しぶりで何が何やらわからないながらも、言いたいこと伝えたいことを発信できる場ができて、私は満足です。

長く楽器をやる分だけわかってくることもたくさんあって、それを知らない人にお伝えできたら、みんな上手くなってhappy×happy!

音楽は楽しむものですから、苦難も楽しく乗り越えたいですね。

 

2つ目は声楽を始めたこと!これすごく大事。

昨年末にフルートの先生に声楽を習いたいと相談したところ、3ヶ月もかけて先生を探してくれて、結果とてもいい先生にいま教わっています😊

フルートは息と音がダイレクトにリンクする楽器。だからこそ歌がとっても大事だと思うんです。

私の今まで習ったフルートの諸先生方も声楽の必要性を度々口にしてましたし、論理的に考えてもやっぱり大事。

身体の使い方、声の出し方、姿勢、、、たくさんのことを教わりました。

大好きなプッチーニも歌えるようになって、あれもやりたい、これもやりたいと毎回レッスンは発見と楽しさでいっぱいです!

 

3つ目はフルート合宿に行ったこと!

星矢さん主催のフルート合宿に年初と夏と、二回参加しました。

最高の先生に習えることはもちろん、フルートの友人もたくさんできて、毎日の練習にも張合いが出ました。

フルートで繋がった友人はとっても年上の人から中学生まで色々だけど、みんなそれぞれ音楽に真摯に向き合っていて見習うことがたくさんあります。

学生の時は気づかなかったけど、切磋琢磨できる人がいるってとても素敵ですね。

今年の年末もフルート合宿行ってきます!

 

4つ目は音楽から離れますが、ハンドメイドアクセサリーを作り始めたこと。

始めは楽器が吹けない時の手遊びで始めたのですが、もともとアクセサリーが好きなこともあり、すっかりハマってしまいました!

じっと指先の作業に集中してると、悩んでいたあれこれが解決したり、気分がスッキリしたりします。

瞑想も始めましたが、アクセサリー作りはこれに近いものがあります。

精神衛生上わたしにはぴったりな趣味がまた一つ見つかって嬉しいです😆

次の目標はマーケットに出展することです!たくさん作らなくちゃ!

 

たくさん書きました。

まとめると「歌に生き、恋に生き」かなと思います。

オペラトスカの有名なアリアのタイトルです。

歌=音楽に生き、恋=自分に愛情を与えるように生きる。

実際にはトスカにおける恋とは、キリスト教の隣人愛、神への愛を意味しますが、わたしにとっては自分への愛です。

色んなことをやって、少しずつ自分を好きになること、褒められること、気持ちを表現すること、そういうことができるようになって、ようやく心身が落ち着いてきた気がします。

 

また来年不安はありますが、過去や未来は気にせず今に集中して、健康に、楽しく、できればたくさん笑顔でいられるようにしたいなあと思います。

 

そしてさらにできれば、楽器でなにかお仕事がしたいなあと思っています。

今年のご縁を大切に、やりたいことをひとつひとつ叶えていきます。

 

平成も終わりますが、平成生まれの活躍はこれから!

あと来年まで数日、来年の目標でも考えます。

 

ではでは。

 

 

フルート吹きあるある②:ダブルタンギング?なにそれ美味しいの?

こんばんは。フルート吹きのあおいちゃんです。

 

さてさて、フルート吹きあるある第2弾はダブルタンギングです。

かくいうわたしはタンギングに長年悩まされてきて、いろんな先生に教わって直し研究し、ようやくこれじゃないか?というタンギングに出会ったので、ぜひともこれを紹介したく思っていました!

 

  1. タンギングは舌先でつく

なにを当たり前のことをと言われそうですが、これとても大事!わたしのケースでは、舌先ではなく、舌の真ん中あたりでタンギングしていたんです!これに気づくのにかなりの時間を要しました…。

ダブルタンギングを早くするためにも、なるべく接着面を小さく、本当に舌の先の先でタンギングすることが大事です。

 

  1. つく場所は上の歯の付け根あたり

これも基本的なことなのですが、恥ずかしながらあおいちゃんできていませんでした…_:(´ཀ`」 ∠):

まずは上の歯の付け根辺りでタンギングをできるようにしましょう。

余談ですが、実はタンギングの舌の位置を前の方にするとアタックがきつく、後ろ方にすると柔らかいアタックになるというのがありますが、長くなりそうなので省きます。

 

  1. タカタカ?トュクトュク?いいえ、テケテケです!

ダブルタンギングをする時のイメージは、テケテケがおすすめ!なぜかというと、母音がエの方が、舌の動きが小さくより実践的なダブルタンギングの練習になるからです。

試しにタカタカと言った時とテケテケと言った時の舌の動きを観察してみてください。

タカタカだとタの瞬間にけっこう舌が下に下がりますが、テケテケだとテの時に舌はわずかに下に下がるもしくは後ろに引っ込みますよね。これが、わたしのはまってた盲点その②。

舌が下に下がる動きでダブルタンギングをすると、きついタンギングになりやすいのです!

テケテケとまず口で練習するときは、舌が後ろに引っ込む形で動いているか、要チェックです。

 

  1. 息はしっかり流す

タンギングは単に息の流れを切っているだけです。羊羹を切るみたいにすぱっすぱっと。

なので、息を切ってはいけません。息を切るのは舌にお任せして、息は流し続けましょう。

まずは、切れてるか切れてないかわからないくらいのソフトなダブルタンギングをゆっくり練習しましょう。

ケの部分だけで、ケケケケケケ…と先に練習するのも有効です。

息は流れてる、舌の動きは最小、触れるポイントもあってるのを確認しながらテケテケ吹いてみましょう。

これを繰り返せばかなり綺麗なダブルタンギングができるようになります!ぐっずぐずのぼろっぼろのダブルしかできなかったあおいちゃんが2、3週間でまあ聞けるくらいのダブルタンギングになったので、きっとできる。

ついでに、いろんな強さでタンギングできるようにも練習しましょう!

 

  1. 指と舌があわないんだー!

早いパッセージのタンギング、指と合わないですよねー!もうほんとこっちはやっとダブルタンギングできるようになったのに、そこもあるんかーい!って感じです。

これに関しては、ゆっくりから練習する以外の方法を私は知りません。

というのも、上記の方法でダブルタンギングを練習する際にスケールでもやっていたので、ダブルタンギングの上達とともにいつのまにかできるようになっていました。

ゆっくりから丁寧に指と舌を合わせていきましょう。為せば成る。

 

さてさて、本日はフルート吹きあるある第2弾ダブルタンギング編でした。絵を描こうと思ったら気持ち悪い絵になりました。

ダブルタンギングができないと思ったらそもそものタンギングが独自の進化を遂げていて、先生も長年気づかなかったというのがあおいちゃんの悲劇でした。

 

ダブルタンギング、言われたようにやってるのにうまくいかない方、まずはそもそものタンギングをやり方を見直すのをおすすめします!

きっとそこに解決の鍵があるはずです。

 

ではでは皆さま素敵なフルートライフを!

フルート吹きは歯列矯正できるのか

こんばんは。フルート吹きのあおいちゃんです。

最近演奏動画があげられなくて悶々…

というのも、親知らずの抜歯をしてまだ歯肉を縫ってあるので吹きにくいからなのです…!

ということで、フルートと口内に関わるあれこれについて、実体験を踏まえて書こうと思います。

 

本日は

・フルートと歯列矯正

・フルートと親知らず

・フルートと先天的な身体的特徴

の3つです!

 

  1. フルート吹きと歯列矯正は共存できる?

かくいうあおいちゃん、小学校6年生から高校卒業まで歯列矯正をしていました。

いわゆる歯列矯正の器具をつけたのは中学2年生の時です。

その時一番不安だったのが

歯列矯正しながらフルートは吹けるの?

でした。

 

当時吹奏楽部で1ヶ月後には課題曲クリニックのモデルバンドに2つ乗ることが決まっていたので、不安しかない。しかも、ピッコロ…!!!

結論からいうと、歯列矯正しながらでもフルートは吹けます。しかも、他の木管金管より楽に。(金管やリード楽器は、演奏によって歯列に与える影響があるらしく、矯正と共存できない場合もあるようです)

 

フルートは元々楽器を口に強く押し付ける奏法ではありません。慣れれば矯正器具をつけていても全然吹けます!

 

歯列矯正の器具をつけたあと困ったことは、アパチュアと歌口の距離が変わってしまって息の角度の調整に戸惑ったことと、器具が唇の後ろに当たって口内炎が酷かったことです。

ですが、どちらも慣れれば大丈夫。口内炎もできなくなります✨

迷ってる方は早めに信頼できる矯正歯科の先生に相談して、矯正を始めることをおすすめします!

 

  1. 親知らずの抜歯とフルート

はい。今のあおいちゃんです。今回抜いた親知らずは水平に生えてきた、いわゆる難抜歯の親知らず。

頭しか出てないので歯肉の切開もしています。

切開した部分は縫ってあります。

 

親知らずに関しては施術する医者の腕にも大きく依るかと思いますが、わたしは抜歯から3日くらいしたら少しずつ吹けるようになりました!

腫れのピークは2日目〜3日目でしたが思ったより腫れなくて、施術から1週間の今現在はそれなりに吹けています

ただし、口の中が縫ってあるためうまく動かなくて、手の届かない思いをしつつ抜糸を心待ちにしています。

 

親知らずも放置していいことはほとんどないので、親知らずを今後活用する予定があるとかでない限り、タイミングを見てさっさと抜いてしまうのがおすすめです!

 

  1. フルートに向いてる骨格ってあるの?

これは、中学の頃すごく疑問に思っていました。金管だと唇の厚さによって吹きやすいマッピが違うなど、元からの身体的特徴が関係する場合があるらしいですね。

じゃあ、フルートはなにかあるの?ということですが、今までの経験上これといって有利な身体的特徴はないが回答です。

 

あえていうなら下顎が大きい方がいいとは思いますが、もはや意識的に動かせばいいレベルなので、決定打ではありません。

手の大きさについても、大きい人はいいなあ〜と思う時もありますが、最低限楽器が持てればそれ以上は大した違いではないです。体格についても同じです。

 

そもそもベルリンフィルに女性の奏者が入った時、世界的ニュースになったくらいですから、楽器はほぼ須らく男性の方が有利(体格、筋肉量、体力など)なのでしょう。

でも、女性でも素晴らしいプレーヤーは沢山います。上野由恵さんや高木綾子さん、他にもたくさんたくさんいらっしゃいます。

今の自分の持てるものでより上を目指すのが最良の選択肢だと思います。

 

以上、本日はフルート吹きと口の中のトラブルあれこれについて書きました。

歯列矯正や親知らず抜歯に踏み切れないフルート吹きさんの参考になれば幸いです。

あくまで個人的体験なので人によって吹けるようになるまでの所要時間は異なると思いますので、参考までにしてください!

 

おまけですが、私は体力や筋肉量で男性に負けるのが悔しくて悔しくて、日々筋トレに励んでいます。

女性フルート吹きの皆さん、ぜひ筋トレをば。

 

ではでは皆さま素敵なフルートライフを!

 

 

 

 

閑話休題:オススメフルート関連グッズ

こんばんは!フルート吹きのあおいちゃんです。パユさまのコンサートが本当に素晴らしくて、やる気120%です。

 

さてさて、普段はフルートの練習法を書いていますが、本日はオススメフルート関連グッズを紹介しようと思います。

小物も楽しくなれば、きっと楽器の練習も楽しいに違いない。

 

○掃除用クロス

まずはフルートのメンテに欠かせない掃除用具。オススメはこちら!

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ムラマツのクリーニングクロス!

お持ちの掃除棒にさして使います。

頭部管の奥の水滴が取れなくて苦戦していましたが、この子の吸水力、すごい。さっとふいてさっと吸収してくれる!

放射状に広がったクロスで、歌口まで綺麗にしてくれる優れものです(*^^*)

 

○楽譜止めクリップ

続いては、楽譜を止めるクリップ。

 

ナカノ 8分音符クリップ ブラック CL-18N/8N/BL

ナカノ 8分音符クリップ ブラック CL-18N/8N/BL

 


まあクリップなんてぶっちゃけなんでもいいんですけど、曲集を開くときにあると便利です。

わたしが使っている写真のものは小さいけどしっかり止めてくれて、デザインもシンプルに可愛いので男女問わずオススメです!

 

○管体お掃除スプレー

3つ目はお掃除スプレーです。

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こちらは既製品ではなくて自分で作ってます。

ドラッグストアに売っている精製水とエタノールを1:1で割ったものを、適当なスプレーのボトルに入れて、クロスに吹きかけてから楽器を拭きます。

汚れやすい歌口もこの通りピカピカに!

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管を傷つけることはないはずですが、一応端っこで試してから全体に使ってみてください。

拭いた後は、渇いたクロスで乾拭きしてくださいね。

 

 

楽器のアクセサリーはちゃんと楽器をメンテナンスして、良い状態を保つために大切ですし、なによりステキなグッズを使うと楽器を吹くインセンティブにもなるので、自分の使い心地がいいものをぜひ探してみてください!

 

それでは。

フルート吹きあるある①指が回らない!16分音符の嵐に立ち向かうには。

こんばんは。フルート吹きのあおいちゃんです。すっかり日が短くなりましたね。

 

さてさて、本日のテーマはフィンガリングです。

フルート吹きなら誰しも一度くらいは、指が回らない!というのに悩んだことがあると思います。

覚えておいてほしいのは、フィンガリングは根性論ではどうにもならないということです。根性論ではなく、正しい練習をすればできます。

フルート、ピッコロは管楽器の中でもキーが最も軽く、速いパッセージのやりやすい楽器ですので、諦めず頑張りましょう!

 

これから、フィンガリングについていくつかの練習法を紹介しますので、ぜひ練習の参考にしてみてください!

 

①音符をしっかり頭にいれる

前回の記事で書いた楽譜の速読。これめちゃくちゃおすすめです!

速読を繰り返すことで楽譜が頭に入ってきます。指が回らない原因の一つは、次に何の音がくるかを正確に記憶していないことがあります。

早いパッセージを演奏する上では一瞬の迷いも遅れにつながります。

リズム練習(後述)で、何度やってもうまくいかない場合はこの①ができてない可能性があります。

 

まずは楽譜をしっかり頭に入れましょう!

 

②リズム練習

フィンガリングの練習としては一番ポピュラーなのがこのリズム練習ではないでしょうか。

リズム練習とは、記譜上のリズムではなく、付点のリズムなどで練習することです。

具体的には以下のようなリズムがあります(先生が書いてくれたのを持ち歩いてます(*^^*))。

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これを♩=80くらいから♩=180くらいまでできるように練習します。

一つのリズムで5回程度連続でうまくいったらテンポを上げるようにします。一回うまくいったからといって、テンポを上げてもうまくいきませんよ!

 

一つのリズムで5〜10回成功→次のテンポ

 

これが成功への方程式です。

 

そして、もう一つ大事なのが、自分のできる最速のテンポで練習すること。

このリズム練習、♩=130くらいでできるようになってもフィンガリングは成功しません。♩=180くらいまで必ずやりましょう。

 

③特定の指の運指の遅れ

大概はリズム練習をする中で矯正されていきますが、特定の指の動きが遅れているために指が回らない場合があります。

フルートの場合、薬指や小指、左手の親指の動きが遅いことが多いです。

 

これはもう、意識的に早く動かすしかありません。そのためにもリズム練習が大事です。

リズム練習でつまづいてしまった人は、この特定の指の動きの遅れがないか、よく観察してみてください。

 

その際には

・楽器の持ち方、姿勢は適切か

・キーを指の腹で押さえられているか

・指が上がりすぎていないか

などに注目してくださいね🌸

 

 

以上、フィンガリングの練習を3つ紹介しました。

実際にはフィンガリングはうまくいってるのに息の使い方がよくないケースやお腹の支えが足りていないケース(跳躍の含まれたパッセージではよくあります)など、指だけの問題ではないこともたくさんあります。

自分の演奏をよく観察して、何が原因でフィンガリングがうまくいっていないのか見つけて、それにあった練習をしてくださいね。

 

この記事が悩むフルート吹きさんの助けになれば幸いです。

 

それでは。