モーツァルトとはなんなのか
こんにちは!新年明けてまじめに更新してませんでした…。今年はまじめに書きます。
今日東京は初雪でしたね!雪が降ると小さい時から楽しくなって、外に出て遊んでしまいます笑
さて、今日はモーツァルトについてです。
かれこれ一年くらいモーツァルトの作品に取り組んでいるのですが、モーツァルト作品は難解でシンプルで、つまりわけがわからないです…。
それでも一年取り組んで、いろんな先生に教えていただいて私なりに得た、「モーツァルトとは」について書こうと思います。
ちなみに私の取り組んだモーツァルトの作品は、「フルートコンチェルト in D」とオペラフィガロの結婚より「恋とはどのようなものかしら」です。
まず、モーツァルトはフルートが嫌いでした。嫌いなのにあんな素敵な曲を書いてしまうんですから、天才ってすごいですね…。
そして、モーツァルトはすごく子供じみた人だったそうです。大人になっても、両親に幼稚園児の書くような下ネタの手紙を送っていたらしいです。
つまり、モーツァルトは子どもで、しかも何も考えていない。
これが、私の得た答えの中で最もしっくりくる回答です。
ここからどんな風に演奏したらいいのかわかってきます。
モーツァルトはなんも考えていません。ロマン派のような感動的な盛り上がりや情緒的なアゴーギグなんてないんです。
つまり、モーツァルトの作品はあくまで軽やかに歌い込みすぎない演奏がモーツァルトらしいと思うんです。
だから、わざとらしいcresc.もdim.もいらない。強いスタッカートもいらない。
軽やかに自然に演奏するのが一番なんです(それが案外一番難しいのですが…)。
モーツァルトの作品にはスタッカートがたくさんついていますが、あまり短く切る必要はないというのは、この軽やかさを出すためです。
でも、モーツァルトは子どもです。
嬉しくなったり、泣いたり、喜怒哀楽が激しいです。コロコロと変わります。
モーツァルトの作品をよく見るとどんどん転調する部分があります。きっとこの転調はモーツァルトのそんな子どもの部分の現れなんだと思います。
だから、転調を楽しんで、ここはこんな気分なんだなって考える。考えれば自然と音色が決まります。
あ短調だ悲しいのかな、E durに転調した!テンション高いのかななどなど。
音色が決まれば、音楽の方向性が決まります。スタッカートの種類も決まります。
こんな風に子どもっぽくて何も考えてない感じがモーツァルトぽさだと思います。
なるほどイマイチわからんという方は、ぜひ一度モーツァルトのいろんな楽器のコンチェルトをたくさん聴いてみてください。
なんとなく、モーツァルトぽい感じがわかるはずです。
またしても、わかるようなわからないような内容になってしまいました。
モーツァルトの作品は多分一生理解できないんだと思います。
金先生があんなに熱心に研究してもまだよくわからないんですから。
でも、自分なりの解釈をもって作品に取り組めば、「私のモーツァルト」は確実にできあがります。
まずは、そこがスタート地点なのかなと思います。
今日の記事はここまでです。
次は調による演奏の違いを書こうかなと思います。
コメントなどでこんなこと書いてほしい!などいただけたら、大喜びで書きます!笑
ではでは。